作ってみようTRNSYSコンポーネント(1) 準備編
夏休みなので、TRNSYSのコンポーネントを作ってみます。(普通に仕事してます。まあ、気分的にそんな時期だなと)
TRNSYSには標準でたくさんのコンポーネントが用意されています。一般的な計算はコンポーネントをつなげるだけでできてします。
そうは言っても、研究のテーマによっては、ちょっと違った計算を試したいケースもありますよね?
TRNSYSには、そんな時のために独自のコンポーネントを作成する仕組みが用意されています。これを覚えるとTRNSYSの使い勝手の幅がグッと広がります。
※TRNSYSのドキュメント、Vol.1 Getting Startedの内容に沿って作ってみます。
用意するもの
TRNSYS17.1 最新版にアップデートしておきましょう。
コンパイラ: インテル(R) Visual Fortran Composer XE 2011 for Windows
↓ここから評価版がダウンロードできます。
http://software.intel.com/en-us/articles/intel-software-evaluation-center/
作り方の概要
コンポーネントの作成は、だいたい以下のような流れで行います。
コンポーネントのプロフォルマを定義する
作成するコンポーネントのインターフェースを定義します。具体的に言うと、コンポーネントのParameterとかInput、Outputの項目を定義します。
ソースコードの生成とコンパイラの設定
プロフォルマが出来上がったら、ソースコードのスケルトン(雛形)を作成します。このあたりの処理はSimulation Studioがやってくれます。
ソースコードの編集とビルド
ソースコードが出力されたら開発ツールをつかって、計算内容を記述します。
Simulation Studioで実行
出来上がったコンポーネントで計算実行。
一回じゃまとめ切れないので、順番に書いていこうと思います。
つづく。
関連記事
(1) 準備編
(2) プロフォルマ
(3) ソースコードの生成
(4) ソースコードの編集
(5) Simulation Studioで実行
(6) デバッグしてみる
補足 FORTRANの環境設定
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