TRNLizardをセットアップする(2)

前回はRhino/Grasshopperのインストールまで終わったので、いよいよTRNLizardのインストールです。

TRNLizardを準備する

food4RhinoのサイトからTRNLizardをダウンロードしてインストールします。

Transsolar社のTRNLizardのページ
Transsolar社のTRNLizardのページ

food4Rhino

ここからTRNLizardをダウンロードします。(はじめてダウンロードする場合、ユーザー登録が要ります。)

food4RhinoのTRNLizardのページ
food4RhinoのTRNLizardのページ

TRNLizardのインストール

ダウンロードしたファイル(Zip形式)を解凍すると、大量のGrasshopper User Object ファイルが展開される。

TRNLizardのGrasshopper User Object ファイル
TRNLizardのGrasshopper User Object ファイル

で、これをどうするのかと思ったら、専用のフォルダにコピーすればOKらしい。
Grasshopperのメニューから File > Special Folders > User Object Folder を選んで専用フォルダを開く。

User Object Folder を開く
User Object Folder を開く

開いたフォルダに展開したファイルをすべてコピーする。

TRNLizardのファイルをすべてコピーする
 TRNLizardのファイルをすべてコピーする

するとこの時点で、GrasshopperにTRNLizardのタブが追加され、TRNLizardのアイコンが表示されます。

TRNLizardのタブにアイコンが表示される
TRNLizardのタブにアイコンが表示される

2022/03/15 追記 Rhino 6.0以降はGHPythonが標準でインストールされているので以下の作業は不要です。次の「TRNLizardの起動」のステップへ進んでください。

早速アイコンをドラッグして配置してみると。。。

エラーだとおぉ!

Pythonのエラーメッセージ
Pythonのエラーメッセージ

メッセージを見ると、 Python Interpreter がインストールされていないのが原因のようです。(Pythonインタプリタってオプションなのか?)調べてみると、food4Rhinoで公開されている GhPython がそれらしいので、これもインストールします。

food4Rhinoから GhPythonをダウンロードする
food4Rhinoから GhPythonをダウンロードする

GhPythonをインストール

上記のサイトからghpython2(ghaファイル)をダウンロードして、これも専用フォルダへコピーすればOK。(TRNLizardとはフォルダが違うので注意!)Grasshopperのメニューから File > Special Folders > Components Folder を選んで専用フォルダを開く。

Components Folder を選んで専用フォルダを開く
Components Folder を選んで専用フォルダを開く
GhPythonのファイルをすべてコピーする
GhPythonのファイルをすべてコピーする

ここで注意点。ネットワークからダウンロードしたファイルはアクセスがブロックされているので解除しておきます。エクスプローラーの画面でghpyhton2を選択して、右クリックでプロパティを選択して、「ブロックの解除」をチェックします。

ファイルのブロックを解除する
ファイルのブロックを解除する

TRNLizardを起動

Rhino,Grasshopperを再起動して、TRNLizardのアイコンを配置すると。。。おおっ!なんかそれっぽい画面が展開された!

TRNLizardの起動画面
TRNLizardの起動画面

どうにかTRNLizardのセットアップが完了したので、次は実際に動かしてみます。つづく。

動作環境

Windows10 Pro(64bit)
Rhinoceros5(64bit) 5 SR14 64-bit
(5.14.522.8390, 05/22/2017)
Grasshopper 0.90076, GhPython 0.6.0.3
TRNLizard(trnlizardpackage201704.zip)
TRNSYS18.00.0014(64bit)

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