TRNSYSで地中温度
TRNSYS17から追加されたコンポーネントでType49 Slab on Gradeというのがあります。これ、タイトルに地中温度って書いてますが、Type56の地面側の温度を計算してくれるコンポーネントです。地中温度というとちょっと違うのかな?
それはさておき、ちょいちょい問い合わせがあるので使ってみました。と言ってもExampleを動かしてみただけなんですが、実際試してみていろいろと気づいた点などメモします。
- Example
C:\Trnsys17\Examples\Slab on Grad
このフォルダに実際に動く例題が収められています。これを使って実際の動きを確認します。
- チュートリアル
C:\Trnsys17\Documentation\TRNSYS_Multizone_Slab_Model_Tutorial.pdf
これが読んでみると、あっちこっち実際の内容と違います。どうも初期のバージョンに合わせて書いているらしく、実際のコンポーネントやツールの内容と違っている個所があります。
1.1.1 Implementing the Google SketchUp PlugIn
プラグインのファイル名が違ってます。
誤:SoilNoding_3D.rb
正:TRNSYS_SlabNodingProgram_V3.rb
1.1.2 TRNSYS Multizone Slab Google SketchUp Plugin
プラグインでパラメータを入力する際に表示されるメッセージでデフォルト値が表示されます。一見、そのままOKをクリックすればデフォルト値が入るような気になりますが、”0″として扱われてしまうようです。ここは、ちゃんと数字を入れる必要があります。(表示されているデフォルト値をキーボードから入力すればOK)
1.1.3 The ReportText File
プラグインが書き出すファイルの名前が違ってますね。
誤:”***_report.txt”と
正:”***_Soil Noding File.dat”
2.3 Surface ID Number
図が違ってます。Exampleのモデルだと、Surface ID # は1とかになります。
2.4 Connecting the Inputs of the Multizone Slab Component
冒頭で”The zone air temperatures(TAIR_ZONE#) and”とありますが、室温をつなぐ先はないので、たぶん誤記です。
以上。
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TRNSYS,TRNBuildで地面の温度を扱う – 建築環境工学系日記
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