TRNSYSExperience Seminar 2018について

TRNSYSExperience2018

前回、会場が分からなくて少々慌てましたが、なんとか無事に参加できました。

このイベントは2015年から開催されているTRNSYSの国際セミナーです。大学を中心とした組織委員会で運営されており、研究開発、教育機関の事例紹介、情報交換を目的として開催されています。

今年はルクセンブルク大学(ベルヴァール、ルクセンブルク)を会場に4/19,20の2日間に渡って開催されました。

出席者は11カ国、50名ほど、セッションごとに2,3名が発表を行うオーガナイズドセッション形式で5セッション。

TRNSYSを使ったシステム開発、建物のシミュレーションから、他のツールとの連成事例、加えて未発表の新機能の紹介まで盛りだくさんです。(代理店なのに初めて聞く情報があって、驚かされます)

各セッションの発表内容ついては機会があればご紹介したいと思います。

ベルヴァール(BELVAL)

初日のセッション後にルクセンブルク大学のあるベルヴァール地区のツアーに参加してきました。ここは製鉄所の跡地で、大学の他、商業施設、オフィス、住居、コンサートホールなどを備えた再開発地区だそうです。位置的にはフランス国境と接しており、大学から1ブロックほど西はもうフランスです。(国境らしい物が何もないので、まったく気がつきませんでした。後から地図を見て気がついた)

一帯には良質な鉄鉱石の鉱床がルクセンブルク南西部からフランスに渡ってあったため、ここに製鉄所が作れられたようです。

製鉄所の建物が保存されている
製鉄所の建物が保存されている

敷地内には至る所に製鉄所の建物が残されていて、近代的な建物と並んで独特の雰囲気を作り出しています。産業遺産的な扱いなんでしょうかね。ツアーに参加すると中へも入れます。

Belval, Luxembourg #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

建物も大きいですが、レイアウトがゆったりしています。

オフィス棟
オフィス棟

溶鉱炉の横には近代的な建物。こちらはオフィスらしいのですが、一見開口部がまったく無いように見えて、じつはすべて窓だそうです。どういう構造なのか中へ入れなかったので謎です。すごい冷房負荷高そうです。

コンクリートの柱は貨物列車の橋脚
並んでいるコンクリートの柱は貨物列車の橋脚

奥に見える赤い建物はオフィス、手前のコンクリート製の柱は貨物列車の橋脚を使った街灯(?)右手奥には引き込み線がそのまま残されています。しかし、廃墟マニアとかが泣いて喜びそうな場所ですね。

製鉄所の高炉の基部
製鉄所の高炉の基部

こちらは溶鉱炉(高炉?)の基部。リング上のものは空気だか水だかを送り込むための設備(説明聞いたんだけど忘れた)実際に使われていた本物なので迫力がすごいです。

地上40m、溶鉱炉のプラットホーム #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA


こちらは溶鉱炉のプラットフォーム(地上40m)、時差ぼけ寝不足で登ったので気分が悪くなりました。

新しい建物も面白いのですが、長くなってきたので、次回へ続く

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