TRNSYSで必要な期間だけ出力する
2025年1月20日
TRNSYSの計算結果を出力するのに便利なType25ですが、デフォルトでは計算中のすべての期間に渡って出力します。
当たり前と言えば、当たり前の話ですが、助走計算を含むモデルではその期間も含めて計算結果が出力されます。
でも、助走期間の結果って不要ですよね?必要なのは対象期間の結果なので、Type25でその期間のみ出力するように設定してみます。
Type25で出力期間の設定
図はType25のParamterの設定画面です。ここでStart time, Stop timeで出力開始、出力終了を指定することができます。
デフォルトでは計算の開始(START)と終了(STOP)が設定されています。
助走計算の例
リンク先の助走計算を例に、出力範囲を指定します。
このモデルの助走計算の開始は8016h(12/1 0:00=START)で、翌年末までの計算を行います。助走計算を除いた本命の結果は8760h(翌年の1/1 0:00)以降なので、Start timeの設定を次のように変更します。Stop timeは変更なしです。
これで8760hから計算終了までの結果が出力されるようになります。
まとめ
- Type25では任意の期間の結果を出力することができます。
動作環境
以下の環境で動作を確認しています。
- Windows11 Pro(64bit, 24H2)
- TRNSYS18.06.0002(64bit)