TRNSYS3Dの表示モード

TRNSYS3Dで建物モデルを作る際に便利なView Settingsの解説です。

Toolbarに作業中のモデルの表示を切り替えるツールが用意されています。(下図)

前回の記事でもこの機能を使用して表示を切り替えて作業を行っています。

同じモデルを使って表示の切り替えと使い方を解説します。

Hide Rest of Model

選択したZone以外を非表示にします。他のZoneに囲まれて隠れているZoneの形状や面の情報を確認する場合に便利な表示です。

下の図の例では屋根のZoneを選択して、下の階で隠れている下面(床面)の情報を確認しています。

View Hidden Geometry

こちは逆に非表示のZoneやSurfaceを表示します。わざわざ非表示にしているのに表示するのは変な感じがしますが、建物内の位置関係を確認する際などに便利な表示です。

下の図ではSearch Surfacesを使ってTypeがCeiling(天井)のSurfaceを表示しています。それ以外の部分は通常は非表示になりますが、View Hidden Geometryを選択すると図のように網掛け表示になります。

ある程度大きな建物では、検索したSurafaceが建物のどの位置するのか分りにくくなりがちです。そのような場合に非表示部分を網掛け表示すと位置関係が確認しやすくなります。

View Model in X-Ray Mode

この表示ではSurafceを透過表示します。隠れているZoneやSurfaceの形状や収まりの確認に便利な表示です。

Modeを組み合わせて表示

上記の3種類の表示を任意に組み合わせる事もできます。

下の図ではTypeがCeilingのSurfaceのみ表示た状態で、3種類の表示モードをすべて選択して、ROOM2を選択しています。ROOM2の天井と所属するZoneの位置関係が分かり易い表示になっています。

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。

  • Windows11 Pro(64bit, 22H2)
  • TRNSYS18.05.0001(64bit)
  • SketchUp Pro 2023 / TRNSYS3D plugin
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