ArcClimateを使ってみたよ
2022年7月8日
2022年10月19日
GitHubで公開されているArcClimateを使ってみました。ArcClimateは建築研究所が公開する日本国内の任意地点の設計用気象データセットを作成するプログラムです。詳しい情報はリンク先を参照して下さい。
注:ArcClimateはWeb版も公開されていますが、この記事では元になったプログラムの方を試しています。
2022/10/19 ArcClimate関連情報のURLを追記
- 建築研究所ニュース 令和4年7月5日
- 国土交通省 令和2年度建築基準整備促進事業 成果概要
E12 エネルギー消費性能の評価の前提となる気候条件の詳細化に向けた検討
試した環境
- Windows11 Pro
- Python 3.10.4
インストールと実行
リンク先の説明(Quick Start)に従って作業します。ArcClimateはUbuntu(Linux)を前提しているようなのですが、上述したようにこの記事ではWindows環境で試しています。このため、使用するコマンドもWindows環境に合わせています。
Quick Startの説明にはないのですが、Windows環境ではrequestsも必要だったのでインストールしています。
pip install git+https://github.com/DEE-BRI/arcclimate.git
pip install requests
arcclimate 36.1290111 140.0754174 -o kenken_EA.csv --mode EA
プログラムが終了して、kenken_EA.csvをExcelで開くと。。。
気温、相対湿度、日射量、風向、風速とシミュレーションに必要なデータが1年分揃っています。
このデータならTRNSYSの気象データリーダー(Type99)で扱えそうです。(単位系の変換とヘッダーの追加は必要ですが、それほど面倒じゃなさそうです)
2022/07/12 Type99で読み込んでみました。
動作環境
以下の環境で動作を確認しています。
- Windows11 Pro(64bit, 21H2)
- Python 3.10.4
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