壁や窓に当たる日射量を出力

TRNSYS,Type56の出力機能は豊富で、壁や窓などSurfaceごとの日射量を出力できます。

日射量を出力するNtypeは次の3つです。(壁や窓の外側の日射量)

Ntype#LabelDescriptionUnit
Ntype 114IBExternal surfaces(外皮)への直達日射量(日射遮蔽の影響は考慮しない)[kJ/hr]
Ntype 115IDExternal surfaces(外皮)への天空日射量(日射遮蔽の影響は考慮しない)[kJ/hr]
Ntype 116ITExternal surfaces(外皮)への全天日射量(日射遮蔽の影響は考慮しない)[kJ/hr]

試しに図のモデルの東西南北の壁と窓の日射量(IT)を出力してみます。

壁や窓の向きによって日射量の傾向が違うことがわかります。(注:ここで出力される日射量は壁や窓全体の日射量です。)

日射量の単位はkJ/hです。単位面積に換算する場合は、それぞれのSurfaceの面積で除する必要があります。

さらに、W系に換算する場合はType57 Unit Conversion などを使って換算します。下の図は日射量を単位面積当たりに換算、W/m2に換算する例です。

下の図は実行してみた結果。(この例では1/1~1/7の日射量を出力しています。)

サンプルのダウンロードはリンク先より。

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 20H2)
TRNSYS18.02.0002(64bit)

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