TRNSYSのエラーと対策(2)

Typeが見つからない

計算を実行すると次のようなエラーが発生する。

A TYPE was called in the TRNSYS input file but was either not linked into trndll.dll or …

エラーメッセージ

A TYPE was called in the TRNSYS input file but was either not linked into trndll.dll or was not found in an external dll. A dummy subroutine was called in its place. Please link the TYPE or remove it from the input file
Reported information : Type2601 could not be located in either the TRNdll64.dll or in an external dll. Please relink theTRNDll64.dll including this Type or make sure that an external DLL in the \UserLib\DebugDLLs and \UserLib\ReleaseDLLs folders contain the Type.

和訳

TYPEはTRNSYS入力ファイルで呼び出されましたが、trndll.dllにリンクされていないか、外部DLLで見つからなかったかのいずれかです。ダミーのサブルーチンが代わりに呼び出されました。TYPEをリンクするか、入力ファイルから削除してください。
Reported information : Type2601 は、TRNdll64.dll または外部 dll のいずれにも見つかりませんでした。このタイプを含むTRNDll64.dllを再リンクするか、または、「\UserLib\DebugDLLs」および「\UserLib\ReleaseDLLs」フォルダ内にTypeが含まれていることを確認してください。

原因

TRNSYSに存在しないTypeが使用されていると発生します。主にオプションのTypeをインストールしていないのが原因です。次のような状況が考えられます。

  • TRNSYSを使用するPCを変えたら、プロジェクトで使っているオプションが未インストール
  • 他の方が作ったオリジナルのコンポーネントが使われている

いずれの場合も該当するコンポーネントをインストールする必要があります。上の例では、エラーメッセージから「Type2601」が見つけられていないことがわかります。

対策

エラー原因のType(この例ではType2601)を入手してインストールすれば解決です。

TRNFlow、TESS Lib、その他のオプションなど、新しいPC

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 20H2)
TRNSYS18.02.0002(64bit)

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