TRNSYSの単室モデルコンポーネント
2020年6月4日
YoutubeのTRNSYS.GURUチャンネルに簡易単室モデルType88の動画が公開されています。
Type88は建物のUa値と熱容量を指定すると室温、湿度、暖冷房負荷などを計算する簡易モデルになっています。
躯体と室内空気をまとめて建物の熱容量として扱います。おそらくそれが理由でドキュメントでは「lumped capacitance building 」と記載さています。日本語だと一括容量建物モデルとかになるのかな?
日射取得は省略されているので、建物そのものの計算用ではなく、暖冷房などのシステムシミュレーションモデルで建物の暖冷房負荷を想定したいケース用です。
とはいえ、パラメータの指定がシンプルなので、簡易な断熱性能の検討や、授業などで使うのには良いかも。
動作環境
以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 2004)
TRNSYS18.02.0002(64bit)