TRNSYS3Dで建物モデルを再編集
2019年8月2日
2021年2月5日
TRNBuildで計算条件を設定した後で、形状を変更したケースってないでしょうか?単純に寸法を間違えていたり、設計上の理由で形状を変えたいことってありますよね?
TRNBuildのエクスポート機能を使うと、IDFへ書き出して、TRNSYS3Dで再編集することが出来ます。設定されている計算条件はそのまま、ファイルのやり取りをする事が可能です。
TRNBuildからエクスポート
TRNBuildでBuiファイル(.b18)を開いた状態で、[File]-[Export TRNSYS3d file…]メニューを選択します。
- エクスポート先のファイル名を指定。
- 「Export」ボタンをクリック。
これでIDFファイルが書き出されるので、TRNSYS3D/SketchUpで[プラグイン]-[Trnsys3d]-[Open…]でIDFを開いて、編集します。
TRNSYS3Dでは、図のように形状を変更したり、新しいZoneを追加するなど、通常の編集操作で行ってください。
編集が終わったら[プラグイン]-[Trnsys3d]-[Save]、もしくは[Save As…]を選択して、IDF形式で保存します。
TRNBuildへインポート
再びTRNBuildへ戻って、[File]-[Import TRNSYS3d file…]メニューを選択します。
- インポートするファイル名を指定
- 北半球(Northern hemisphere)、もしくは南半球(Southern hemisphere)を選んで、
- 「Import」をクリック
以上で、TRNBuildへの再インポートは終了です。ファイルのやり取りでbuiファイル(*.b18)の名前を変更した場合は、Simulation Studioで参照しているファイル名も忘れずに変更してください。
それと、念のため「Update building variable list」も実行してください。
動作環境
以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 1803)
TRNSYS18.01.0001(64bit)