TRNSYS3Dで建物モデルを再編集

TRNBuildで計算条件を設定した後で、形状を変更したケースってないでしょうか?単純に寸法を間違えていたり、設計上の理由で形状を変えたいことってありますよね?

TRNBuildのエクスポート機能を使うと、IDFへ書き出して、TRNSYS3Dで再編集することが出来ます。設定されている計算条件はそのまま、ファイルのやり取りをする事が可能です。

エクスポート、インポート機能でTRNBuild、TRNSYS3Dのデータのやり取り
エクスポート、インポート機能でTRNBuild、TRNSYS3Dのデータのやり取り

TRNBuildからエクスポート

TRNBuildでBuiファイル(.b18)を開いた状態で、[File]-[Export TRNSYS3d file…]メニューを選択します。

 [File]-[Export TRNSYS3d file...] を選択
[File]-[Export TRNSYS3d file…] を選択
  1. エクスポート先のファイル名を指定。
  2. 「Export」ボタンをクリック。
書き出し先のファイル名を指定してエクスポート
書き出し先のファイル名を指定してエクスポート

これでIDFファイルが書き出されるので、TRNSYS3D/SketchUpで[プラグイン]-[Trnsys3d]-[Open…]でIDFを開いて、編集します。

TRNSYS3Dでは、図のように形状を変更したり、新しいZoneを追加するなど、通常の編集操作で行ってください。

陸屋根から切妻へ変更
陸屋根から切妻へ変更

編集が終わったら[プラグイン]-[Trnsys3d]-[Save]、もしくは[Save As…]を選択して、IDF形式で保存します。

 [プラグイン]-[Trnsys3d]-[Save] で保存
[プラグイン]-[Trnsys3d]-[Save] で保存

TRNBuildへインポート

再びTRNBuildへ戻って、[File]-[Import TRNSYS3d file…]メニューを選択します。

 [File]-[Import TRNSYS3d file...] を選択
[File]-[Import TRNSYS3d file…] を選択
  1. インポートするファイル名を指定
  2. 北半球(Northern hemisphere)、もしくは南半球(Southern hemisphere)を選んで、
  3. 「Import」をクリック
ファイル名を指定してインポート
ファイル名を指定してインポート

以上で、TRNBuildへの再インポートは終了です。ファイルのやり取りでbuiファイル(*.b18)の名前を変更した場合は、Simulation Studioで参照しているファイル名も忘れずに変更してください。
それと、念のため「Update building variable list」も実行してください。

buiファイル(*.b18)を再設定
buiファイル(*.b18)を再設定

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 1803)
TRNSYS18.01.0001(64bit)

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