暑さ指数(WBGT)、不快指数コンポーネント
先日から作っていた暑さ指数(WBGT)と不快指数(Discomfort Index)のコンポーネントを公開しました。
こちらのリポジトリでProforma、ソースコード、使用例(プロジェクト)一式を公開しています。今のところインストーラーは用意していませんが、TypeStudioで簡単にビルドできます。
後で日本語サプリメントへ収録する予定ですが、ダウンロードとセットアップは後述の方法で可能です(簡単です)
暑さ指数と不快指数
暑さ指数(WBGT)は熱中症など、酷暑環境下のリスク判定の指標です。計算に黒球温度を含むため、シミュレーションで扱うのは少々厄介な指標です。そのあたりの処理についてはまとめた別の記事があります。この記事の後半にリンクを貼ってあるので、ご興味のある方はそちらを参照してください。
WBGTは環境省が熱中症予防対策として利用しています。
環境省 熱中症予防情報サイト
不快指数は夏の蒸し暑さの指標です。こちらも夏の暑さの目安として使われます。
不快指数(ふかいしすう、英: discomfort index または temperature-humidity index, THI[1])とは夏の蒸し暑さを数量的に表した指数で、温熱指標の一つ[2]。Discomfort index は Earl Crabill Thom が1957年に発表した[3][4]。類似した指標は多数ある[5]。
Wikipediaより引用
ダウンロードとインストール
※TRNSYS18日本語サプリメントをインストール済みであれば、C:\TRNSYS18\Tools\quattro corporate design\ComfortIndex フォルダのインストーラーを使ってインストールして下さい。
リポジトリのReleasesのページでZipファイル(インストーラー)をダウンロード、解凍してインストールを行って下さい。
ソースコードからビルドする場合は、リンク先の画面で、「Code」のクリックで表示されるメニューで、「Download ZIP」をクリックすると、ダウンロードが始まります。ダウンロードが完了したら、ZIPファイルを解凍して、READMEを参考にProformaの配置とコンポーネントのビルドを行ってください。
Examples
以下、一緒に公開した使用例です。
WBGT
屋内、屋外のWBGTを計算する例です。
不快指数(Discomfort Index)
不快指数の計算例。気温、湿度から不快指数を計算します。
参考
WBGTの計算方法については、以下のサイトを参考にしています。
動作環境
以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 1803)
TRNSYS18.01.0001(64bit)
3件のピンバック
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