TypeStudioで作るTRNSYSコンポーネント(1)
2018年11月1日
2019年12月2日
TRNSYSには標準的なコンポーネントが多数用意されています。基本的なシミュレーションはそれだけでも出来ますが、特殊な機器や、研究開発中の装置などを組み入れたい場合にはオリジナルのコンポーネントが必要になることがあります。
実は以前にもTRNSYSコンポーネントを作る例を紹介しているのですが。。。
作ってみようTRNSYSコンポーネント(1)~(6)
この例ではTRNSYSそのものの開発にも使われているIntel FORTRANを使用しています。Intel FORTRANは本格的なプログラミングが可能な非常に強力な開発ツールです。開発者向けに様々な機能が提供されていて細かな設定が可能です。でも逆にちょっとプログラムを書いて試してみたいという用途にはハードルが高い仕様になっています。(上記のリンク先にあるように、プログラマー向けのツールなので細かな設定が多くなっています)
TypeStudio登場!
TRNSYS18では、コンポーネントの開発用の専用ツール、TypeStudioがリリースされました。こちらはTRNSYS専用FORTRANコンパイラとエディタです。TRNSYSコンポーネントの開発に特化しているので、特に面倒な設定も不要で気軽にコンポーネントの開発を始めることができます。
とはいえ、何段階かの作業があるので、次のような順序で進めていきたいと思います。
- Proformaの作成
- ソースコードのエクスポートと編集
- Simulation Studioで実行
てなわけで、つづく。
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