TRNSYSコンポーネントのPrintデバッグ
2018年11月27日
2019年11月30日
あまり需要がある話とは思えないですが、備忘のためまとめておきます。
プログラムをデバッグする古典的な方法としてPrintデバッグというのがあります。名前の通り、処理の途中にデバッグ用の出力を入れて画面やファイルに書き出して値をチェックします。
TRNSYSではファイルに書き出す方法として、リストファイル(.lst)へ書き出すAPI、writeToList()が用意されています。これを使って、次のようにコーディングするとリストファイルへの書き出しが行えます。
power_rated = getParameterValue(3)
Call writeToList('----- PRINT DEBUG -----') ! コメントの書き出し
write (messageText,'(f10.3)') power_rated ! 値を文字列に変換
Call writeToList(messageText) ! .lstファイルへ書き出し
なぜか今朝、コンパイラ(Intel Fortran)のデバッグモードが使えなくなってしまったため、久しぶりにPrintデバッグを使って見ました。
コンポーネントをTypeStudioで開発する場合は、このPrintデバッグが有効です。(将来的にはデバッグの機能が追加されると思いますが、今のところは書き出して値を確認します)
動作環境
以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 1803)
TRNSYS18.00.0019(64bit)