TESS Libraryをインストールしてみる

TRNSYSには標準で100数十個のコンポーネントが用意されています。気象データリーダーやオンラインプロッターなど汎用で使えるコンポーネントから、各種機器などが含まれています。(下図の赤枠)

標準で用意されているコンポーネント
標準で用意されているコンポーネント

TESS Component Libraries

その他にオプションで提供されるコンポーネントライブラリが複数リリースされてます。
その中で最もポピュラーで収録されているコンポーネントが多いのがTESS Librariesです。
これをインストールすると、下図のように大幅にコンポーネントが追加されます。

TESS Component Librariesがインストールされた状態
TESS Component Librariesがインストールされた状態

TESS社がコンサルティング業務を通じで開発した以下の14カテゴリーのコンポーネントが利用できるようになります。

  • Application Components
  • Controller Components
  • Electrical Components
  • Geothermal Heat Pump (GHP) Components
  • Ground Coupling Components
  • HVAC Equipment Components
  • Hydronics Components
  • Loads and Structures Components
  • Optimization Components
  • Solar Collector Components
  • Storage Tank Components
  • Utility Components
  • Cogeneration (CHP) Components
  • High Temperature Solar Components

追加されるコンポーネントは標準には含まれていない機器や計算方法、同じ機器でもより詳細なコンポーネントが含まれています。ちょっと標準コンポーネントでは物足りないといったときには便利なオプションです。

TESS Component Libraries について詳しい情報はこちらのサイトで紹介さています。

例題も含まれているので、以下、Examplesからいくつかピックアップしてみました。

ASHRAEに基づいた地中熱コンポーネント

地中熱を計算するコンポーネント
地中熱を計算するコンポーネント

水を使った機器(ドライミストとかかな?)

Fogging Device
Fogging Device

太陽熱集熱器

太陽熱集熱システム
太陽熱集熱システム

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 1803)
TRNSYS18.00.0019(64bit)
TESS Component Libraries 17

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