Intel Parallel Studio XE2018でTRNSYSコンポーネントをビルドする
Intel Parallel Studio XE2018 Fortran でTRNSYSコンポーネントをビルドする際のプロジェクト設定のメモ。
TRNSYS18からTypeStudioがリリースされたので使うケースは減りそうですが、複雑な計算を実装するようなケースではIntel Parallel Studio XE2018は強力なツールです。
※XE2018 で検証していますが、それ以前のバージョンでも項目自体は変わっていないので設定内容は一緒です。
2018/5/15 追記
Gitub/TRNSYS.JPでサンプルのソースコードとビルド用のプロジェクト、テスト用のTPFを公開しました。
●TRNSYS.JP/TRNSYS18/Compilers/MyType201
ソースコードとビルド用のプロジェクト一式
●TRNSYS.JP/TRNSYS18/Studio/Proformas/MyComponents/MyType201
プロフォルマ(*.tmf)
●TRNSYS.JP/TRNSYS18/MyProjects/MyType201Project
テスト用プロジェクト一式
1 プロジェクト設定
Fortran,リンカーの主な設定項目を以下に示す。以下、Release、Debugで設定が異なる項目については併記しています。
1.1 FORTRAN
1.1.1 追加のインクルード・ディレクトリー
● Release
● Debug
1.1.2 データ
● すべての構成
1.1.3 浮動小数点
● すべての構成
1.1.4 外部プロシージャ
● すべての構成
1.1.5 ライブラリー
● Release
● Debug
1.1.6 ランタイム
● Release
● Debug
1.2 リンカー
1.2.1 全般
注)「追加のライブラリー・ディレクトリー」のみ設定が異なる。
● Release
● Debug
1.2.2 入力
● すべての構成
※「全般」「追加のライブラリー・ディレクトリー」でRelease,Debugで参照先が変わるように設定している。このためTRNDll64.libはビルドのモードに応じて適切なライブラリが参照される。
2018/05/15追記
TRNDLL64.libはあらかじめ”C:\TRNSYS18\Compilers\TRNSYS\TRNSYS.sln”を開いてRelease,Debugの両方のモードでビルドしておいてください。
1.3 ビルドイベント
1.3.1 ビルド後のイベント
● Release
● Debug
動作環境
以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit)
Intel Parallel Studio XE2018 Update2
Visual Studio 2017(ver15.7.1)
TRNSYS18.00.0017(64bit)
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新しいTRNSYSコンポーネントを作成する – 建築環境工学系日記