TRNSYSをリビルドする
2016年5月13日
2019年4月13日
TRNSYSのエラー対策など、と言っても、かなりディープなのですが。。。
なかなかお目にかからない以下のようなエラーがでる時があります。
*** Fatal Error at time : 0.000000
Generated by Unit : Not applicable or not available
Generated by Type : Not applicable or not available
TRNSYS Message 50 : The number of PARAMETERs specified for one of the components in the simulation is not between 0 and the maximum number allowed per PARAMETERS statement. The maximum number is defined by the nMaxCardValues parameters in the TrnsysConstants.f90 file. Changes made to TrnsysConstants require that the TRNSYS dynamic link library be rebuilt for these changes to take effect.
TRNSYSのパラメータを変更してリビルドし直せと言っています。TRNSYSもプログラムなので、取り扱える値などに上限設定があります。普段は気にする必要はありませんが、ごくまれにこのようなエラーとして現れます。
こういう場合、TRNSYSに添付されているソースコードで定義されている上限を変更して対応します。
このメッセージでは nMaxCardValues の値を変更しろという事なので、それに従って変更します。
変更するファイル(TrnsysConstants.f90) はC:\Trnsys17\SourceCode\Kernel に格納されています。
これを開くと、確かに nMaxCardValues という項目があるので、この部分を大きな値へ変更します。
あとは、コンパイラを起動してリビルドすればエラーを回避できるようになります。
Intel Fortranの開発環境が必要になるので、それなりに大変です。でも、いざって言うときソースコードがあるのは心強い限りです。
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Type65 Online PlotterからJSON形式の出力 | 建築環境工学系日記