GraphvizでTRNFlowの換気回路を描く(0)

換気回路

TRNFlowの設定画面見て、換気回路を想像するのって辛くないですか?私は辛いです。

TRNBuild/TRNFlow
TRNBuild/TRNFlowの換気回路の設定画面

なにかもっとビジュアルに確認する方法ないだろうかって思って探してたら、Graphvisが使えそうです。このツール、簡単なデータを記述すると自動でダイアグラムを描いてくれます。

思い立ったら早速。。。

簡単な記述でいいと言っても、TRNFlowのデータをそのまま表示できるわけはないので、少々工夫が要ります。

Bui(*.b17)のファイルを加工して、Graphvis形式に書出す簡単なプログラムを書いてみました。

仕組みは割と単純で、換気回路の定義部分からGraphVizのデータを生成しています。

以下は、Buiを一部抜き出したものですが、FRNODE、TONODEと記載されているところがZONEとかAuxiliary nodeになります。

LINK DS_001       : ID= 1 : FRNODE= KITCHEN    : TONODE= AN_001    
LINK CR_001       : ID= 2 : FRNODE= EN_003     : TONODE= KITCHEN   
LINK CR_001       : ID= 3 : FRNODE= EN_004     : TONODE= STORAGE  
LINK CR_001       : ID= 4 : FRNODE= EN_004     : TONODE= DINING     
LINK CR_001       : ID= 5 : FRNODE= EN_003     : TONODE= DINING     
LINK CR_001       : ID= 6 : FRNODE= EN_001     : TONODE= KITCHEN   
LINK CR_001       : ID= 7 : FRNODE= EN_001     : TONODE= STORAGE 

この部分をプログラムで、さくっと抜き出してGraphvisの形式に変換します。

で、出来上がったファイルをGraphVisで表示してみたのがこちら。

GraphVizの表示例
GraphVizの表示例

NODEの接続関係や、From/Toの向きが一目瞭然!

もっとも、NODEの位置関係とかいまいち(勝手にレイアウトされる)なのですが、チェック用には十分です。とりあえず仕組みはできたので、ちゃんとしたプログラムに仕上がったら公開します。

2018/12/10 以下を追記

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動作環境

以下の環境で動作を確認しています。
Windows10 Pro(64bit, 1803)
TRNSYS18.01.0001(64bit)

※換気回路のデータ形式はTRNSYS17,18で変更がないため、TRNSYS17でも利用可能です。

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