ありがちなスケジュールをライブラリへ登録する

TRNSYS/TRNBuildには使いこなすと便利なスケジュールのライブラリ機能があります。
これなにかというと、スケジュールを設定する際に表示される”<<- Library”の項目から呼び出される機能です。
Library
この項目を選ぶと画面のようなダイアログが表示されて、ライブラリに登録されたスケジュールを選択することができます。
ScheduleLibrary 
ここで表示されるスケジュールって、ライブラリファイル(C:\Trnsys17\Building\Lib\American\schedule.lib)を参照しているので、これを編集するとオリジナルのスケジュールを登録することができます。

まずはライブラリファイルを開いてみる

このファイルはテキストファイルなのでメモ帳とかで開くことができます。
標準だと、だいたいこんな感じの内容になっています。これってBuiファイル(*.b17)のスケジュールの項目とおんなじ形式です。

*——————————————————————————–
*  S c h e d u l e s
*——————————————————————————–
SCHEDULE WORKDAY
 HOURS =0.0  8.0  18.0  24.0
 VALUES=0 1. 0 0
SCHEDULE WEEKEND
 HOURS =0.0  1.0  24.0
 VALUES=0 0 0
SCHEDULE WORKLIGHT
 HOURS =0.0  8.0  18.0  24.0
 VALUES=0 1. 0 0
SCHEDULE DAYNIGHT
 HOURS =0.0  6.0  18.0  24.0
 VALUES=0 1. 0 0
SCHEDULE USE
 DAYS=1 2 3 4 5 6 7
 HOURLY=WORKDAY WORKDAY WORKDAY WORKDAY WORKDAY WEEKEND WEEKEND
SCHEDULE LIGHT
 DAYS=1 2 3 4 5 6 7
 HOURLY=WORKLIGHT WORKLIGHT WORKLIGHT WORKLIGHT WORKLIGHT WEEKEND WEEKEND
SCHEDULE SETOFF
 DAYS=1 2 3 4 5 6 7
 HOURLY=DAYNIGHT DAYNIGHT DAYNIGHT DAYNIGHT DAYNIGHT WEEKEND WEEKEND

TRNBuildでスケジュールを作る

これに書き加えればスケジュールを追加できるんですが、手作業でやると間違えやすいのでTRNBuildでなにか適当なファイルを用意して、オリジナルのスケジュールを作ってコピペします。
”MY_SCHEDULE”という名前でスケジュールを登録してみます。
MY SCHEDULE 

Buiファイルを保存して、メモ帳で開いてスケジュールの項目を探すと、こんな感じの行が見つかります。

SCHEDULE MY_SCHEDULE  ←いま登録したスケジュール
 HOURS =0.000 9.000 10.000 14.000 15.000 24.0
 VALUES=0 1. 0 1. 0 0

この部分(3行分)をコピーして、ライブラリファイルに貼り付けます。

*——————————————————————————–
*  S c h e d u l e s
*——————————————————————————–
SCHEDULE MY_SCHEDULE        ←ここから3行を追加した。
 HOURS =0.000 9.000 10.000 14.000 15.000 24.0
 VALUES=0 1. 0 1. 0 0 
SCHEDULE WORKDAY
 HOURS =0.0  8.0  18.0  24.0
 VALUES=0 1. 0 0
SCHEDULE WEEKEND
 HOURS =0.0  1.0  24.0
 VALUES=0 0 0
SCHEDULE WORKLIGHT
   :
  《以下省略》
   :

TRNBuildで確認

そしてTRNBuildで”<<- Library”を選んでライブラリを表示すると。。。
MySchedule登録済み 

無事に”MY_SCHEDULE”が表示されました。
こんな感じで良く使うスケジュールとかあらかじめ登録しておくとなにかと便利です。大勢で手分けして計算やる時とかも使いまわすと間違いもなくて済みます。

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