Intel FORTRANで固定形式と自由形式の切り替え方法
2013年3月13日
2022年4月26日
FORTRANのソースコードの形式には固定形式と自由形式があります。前者はいわゆるFortran77互換の形式、後者はFortran90です。
Intel Fortranはどちらの形式にも対応していて、デフォルトではファイル拡張子で区別しているようです。
拡張子による判定
ソースコードの形式 | 拡張子 |
固定形式(Fortran77) | *.for、*.f |
自由形式(Fortran90) | *.f90 |
TRNSYSが書きだすコンポーネントの雛形は拡張子*.forで書きだされます。つまり、Fortran77形式ですね。最初、この切替方法に気づかずに悩んでしまいました。
2019/4/25追記
TRNSYS18から拡張子は”.f90“に変更されています。
あるソースコードではコンパイルできるのに、同じ書き方を別のソースコードで書くとエラーになる。例えば、一行72文字を超えたコードがソースコードによってビルドできたり、できなかったりします。
新旧のソースコードが混在するときは、拡張子で分けてくれるので重宝しますが、それに気が付かないと、あれっ?ってな感じになります。
ちなみに一括してどちらかの形式を指定したい場合は、プロパティダイアログの以下の項目で設定します。