TRNSYS3Dを使ってみる、その6(TRNSYSへインポート)
久しぶりにTRNSYS3Dネタです。
タイトルの通り、TRNSYS3Dで作ったデータをTRNSYSで実際に計算に使える状態にする方法です。(なんかインポートの方法を書いた気になってたんですが、見直したら書いてなった。。。)
TRNSYS3Dで作成したデータ(*.IDF)は、直接は読み込めないのでTRNSYS/TRNBuildが認識できるようにインポートする必要があります。
Simulation Stuidoでインポート
まずメニューから[File]-[New]を選択して表示されるダイアログで、[3D Building Project]を選んで「Next」ボタンをクリック。
![メニューから[File]-[New]を選択](https://i0.wp.com/www.kankyoukei.com/wp-content/uploads/2019/04/New-300x193.png?resize=300%2C193&ssl=1)
インポートする*.idfファイルを聞いてくるので、TRNSYS3Dで作成した*.idfファイルを指定します。

*.idfが*.buiに変換されて、さらに中間ファイルを生成するためのメッセージが表示されます。ここは単に「OK」ボタンをクリック。

そうすると、インポートしたデータを元に、基本的なプロジェクトを自動生成してくれます。ひとまず、これだけで計算できる状態になります。

デフォルトでは気象データはMeteonorm(TMY2)形式でドイツ、シュツットガルトになっています。(TRANSSOLARがドイツだから??) Meteonormには日本のデータも何カ所か含まれていいるので、近い地点があれば、それを選んであげればOK。 拡張アメダスを使う場合は、気象データリーダーの入れ替えが必要になります。 TRNBuildで内容確認
インポートできたらTRNBuildの画面で内容の確認。作成したモデルがきっちり取り込まれているか確認します。

ちょっと注意して欲しいのは各ゾーンのCapacitance(上手の赤丸部分)。インポートの直後は”0″になっています。このままだと、ちょっとまずいので気積分の値を入れてあげます。 ちょっと裏技みたいな方法ですが、下図の矢印の箇所に小数点を入力すると、自動的に計算されて値が入ります。

手入力してもOKですが、ゾーンが多いときは、いちいち計算しなくてもすむので楽です。
関連リンク
TRNSYS3Dを使ってみる、その1(準備編)
TRNSYS3Dを使ってみる、その2(SketchUp起動編)
TRNSYS3Dを使ってみる、その3(間仕切り壁を作る)
TRNSYS3Dを使ってみる、その4(Zoneを作成する)
TRNSYS3Dを使ってみる、その5(自動翻訳)
TRNSYS3Dを使ってみる、その6(TRNSYSへインポート)
4件のピンバック
TRNSYS3Dを使ってみる、その4(Zoneを作成する) – 建築環境工学系日記
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