TRNSYS使いへの道 Simulation Studio編 その2 Automatically launch plugin
2011年12月17日
2021年12月15日
前回に続いて、またまたTRNSYS/Simulation Studioのお話しです。今回もSettings/Advanced Settingsのちょっと便利な使い方の話です。
コンポーネントの設定
通常、コンポーネントの設定はアイコンをダブルクリックして表示されるVariable Windowを使って設定を行います。
例)Type14
この画面では基本的に数字や文字で設定を行います。
いくつかのコンポーネントには専用のプラグインが用意されていて、専用のGUIを使って設定することができます。
プラグイン
Type14を例にすると、ウィンドウの右下にプラグインを呼び出すMagic Stickボタンがあります。
これをクリックすると、Pluginが呼び出されて専用の画面が表示されます。
Variable Windowに比べて、画面上で値を確認しながら入力できるので作業が簡単できます。
プラグインの自動起動
とはいえ、これも数が増えるとアイコンのダブルクリック→Variable Windowの表示→Pluginボタンのクリックという流れが面倒になってきます。
こんな時に便利なのがSettingsに用意されている「Automatically launch plugin」という項目。
設定は簡単。
- ツールバーのSettingsアイコンをクリック
- Settingsダイアログで「Advanced Settings」タブをクリック
- 「Automatically launch plugin」の項目で「True」を選択する
これでコンポーネントのダブルクリックでPluginの画面が直接表示されるようになります。
Plugin対応のコンポーネントがたくさんある場合や、設定を頻繁に変更しなければならない場合、設定内容を確認したい場合など、この設定でひと手間省略できるので、作業が楽になります。
動作環境
以下の環境で動作を確認しています。
- Windows10 Pro(64bit, 21H2)
- TRNSYS18.04.0000(64bit)