TRNSYSのシミュレーション結果をExcelで表示する

TRNSYSでシミュレーションすると、結果は基本的にテキストファイルに書き出されます。
これが指数表記だったりして、かなり読みにくい。
こういうときにExcelを使うと重宝するわけで、しばらく前に「TRNSYSの計算結果をCSV形式で保存するTIPS」なんてエントリーを書きました。

よくよく考えたら、というかSimulation Studioのコマンド見ていたら、もっと簡単にExcelで扱える方法があるのに気付いたので、メモ的に書いておきます。

TRNSYS18と17では異なるので、バージョンに注意して下さい。ここではType25を例にしていますが、Type65でも同じ方法で直接Excelを起動してファイルを開くことができます。

2017/11/16更新 TRNSYS18の記載を追加した。

TRNSYS18,17共通

  • CSV形式の指定

TRNSYSの計算結果をCSV形式で保存するTIPS」を参考に出力ファイルの形式をCSV形式に設定します。

TRNSYS18

  • シミュレーション結果をExcelで開く

TRNSYSでシミュレーションを実行後、Type25をのアイコンを選択して、右ボタンのクリックで表示されるメニューの項目から「Open external files」の項目を選択します。

Open external files
Open external files

これで、Excelが起動して、計算結果が表示されます。

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。

Windows10 Pro(64bit)
TRNSYS18.00.0015(64bit)

TRNSYS17

  • Excelの設定

まずはじめにSimulation Studioのメニューから [File] – [Settings…]を選択して、表示されたダイアログで「Directories」タブをクリックします。(下図の状態)

Settingsダイアログ
Settingsダイアログ

この画面でSPREAD applicationの項目にExcelのパスを指定します。(画面はOffice2010がインストールされているPCの例)

  • シミュレーション結果をExcelで開く

TRNSYSでシミュレーションを実行後、Type25のアイコンを選択して、右ボタンのクリックで表示されるメニューの項目から「Open in spreadsheet」の項目を選択します。

Open in spreadsheet
Open in spreadsheet

これで、Excelが起動して、計算結果が表示されます。

※:注意点

Type25の出力ファイルのパスと違うパスを参照するような操作をした後だと、出力ファイルが見つけられなくてエラーになることがあります。(Type25のファイルの書き出し先がカレントになっている前提になっている?)

そういう時はしょうがないので、Type25のExternal Fileの項目でファイルを再指定してください。

動作環境

以下の環境で動作を確認しています。

Windows7
TRNSYS17

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