WinMergeで結果を比較する
2010年12月2日
2020年3月2日
シミュレーションツールを使っていると、やたらとファイルを比較する機会があります。
例えば、シミュレーション結果を比較したい場合や、条件を変えてデータファイルのどこが変更されるか確認したい場合などです。
後者はちょっとわかりにくいですが、TRNSYSやCOMISってGUIで設定したデータをいったんファイルに書き出しています。このファイルの中身を確認したい事があります。
そんなときに便利なのが比較ツール、WinMerge。
本来はプログラムのソースコードやデータの比較に使うためのツールです。テキストファイルの比較が簡単にできるのでシミュレーションのデータや結果を比較にするのにも重宝します。
上記のurlからダウンロードしてインストールしたら、使い方はすごく簡単。比較したいファイル2つを選んでマウスの右クリックで「WinMerge」を選ぶだけ。
以下はCOMISのCIFファイルを比較している例です。(注:COMISの販売はすでに終了しています。TRNSYSだとDckファイルとかType56の出力とかの比較に使えます)
ゾーンの温度の出力を追加する前後のCIFを比較ています。
変更前後のファイルを選らんで、WinMergeを選択
差分が表示されます
比べてみると、CIFで温度の出力って、こういう指定すんのね(差分で”TZ”で指定しているのが分かります)、というのがすぐに確認できます。
COMISのGUIで設定を変更するのは簡単なんですが、基本的にCIFが読めないと使いにくいツールです。でもマニュアルからCIFの設定を探すより、GUIで変更して、差分を取るとCIFの設定項目を簡単に確認することができます。