SolarDesignerで日射し対策
2010年8月3日
2019年10月31日
ここのところ暑いですね。
うちのオフィスは東側に大きな窓があって、この時期は朝から日射しが入るので早朝から室温が上がり始めます。いちおうスクリーンで対策はしてありますが、前日に締め忘れて帰ったりすると、翌日出社する頃には室温が結構高くなっている事があります。
日射し対策というとSolarDesignerでは庇の検討例をよく紹介しますが、すでに建っている建物の日射し対策としては、後付けでスクリーンやすだれの効果を検討する事も出来ます。
やり方は非常に簡単で画面右側の「建物仕様」タブの「窓」の設定項目の下の方にある「日射透過係数」で設定します。通常は図のように100%が設定されてるので、検討するスクリーンやすだれに合わせて値を設定します。
で、スクリーンやすだれって具体的にどの程度の値になるかが肝心なわけですが、これらの値についてはSolarDesignerのマニュアルに記載があります。記載を参考にしながら値を入力していきます。
すだれを例にとると、マニュアルにも記載がありますがガラスの外側にかけるのか、内側(室内側)にかけるのかで、値が変わります。
例えば、すだれの遮蔽率を50%だとすると、次のような値になります。
ガラスの外側: 100-50(遮蔽率) = 50%
ガラスの内側: 100-0.5×50(遮蔽率)= 75%
これはあくまで目安なので、すだれにしても開閉状態(窓の半分だけとか)や種類に応じて調整する必要があります。
ちなみに、マニュアルに載っている以外のレースのカーテンや障子などについては「自立循環型住宅への設計ガイドライン」などが参考になります。
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SolarDesignerの使い方のヒント | 建築環境工学系日記