ESP-r on USB
前回からのつづきです。
Radianceに手を出す前にESP-r on USB を試してみました。
インストール
ESP-r on USBのインストールはいたって簡単で、ダウンロードサイトからESP-r on USBを選んでダウンロードしたら、解凍してフォルダごとUSBメモリにコピーするだけ。
でも、厄介なのはインストール後の設定作業。
ESP-r on USBのReadme.txtを読むと、これって動作環境が”L:”ドライブであることを前提にしています。
USBメモリって挿してみるまでドライブ名が分からないので、少々厄介です。
L:ドライブ以外で認識されている場合は、ドライブ名の変更、もしくはドライブ名を参照している設定ファイルの書き換えが必要になるようです。
システム側の設定でドライブ名を”L:”へ変えることもできますが、これだと一般向けに説明するのが難しい。
かといって、設定ファイルを変えるのも、少々面倒です。一回ぐらいならしょうがないけど、USBメモリを挿すPCによってドライブ名が変わる可能性があるので、その都度書き換えるのもわずらわしい。
対策
対応策としてsubstコマンドが利用できないか試してみました。
このコマンドはパスをドライブ名に読み替えるコマンドなんですが、試しに
subst L: USBのドライブ名+””
を実行してみるとUSBメモリのドライブ名がL:ドライブとして参照できるようになります。
なんとかうまくいきそうな感じがしてきますが、これを毎回コマンドラインから実行するのも大変なので、環境変数と組み合わせて以下のような簡単なバッチファイルを作成し、USBメモリのトップディレクトリに保存しておきます。
subst L: %~d0
pause
注:”%~d0″はドライブ名を表す環境変数。最後に””を付けているのはパス名として入れてあります。
USBメモリの挿入後に、このバッチファイルを実行すれば、どのPCへ挿した場合でも、L:ドライブとしての参照が行えるようになります。
一応、ESP-rの起動までは確認できました。あとはESP-rが適切に動くかですね。