TRNBuild
TRNSYSで温度分布を計算する方法(4)
前回まで計算の準備と計算結果を.esoへ出力する設定を行いました。今回は出来上がった.esoをSketchUpを使って表示します。 表示用のモデルの準備 SketchUpを起動して結果を表示するモデルを開きます。計算結果を重ね合わせるモデルが必要になるのですが、注意点としては元々の作成していたIDF…
TRNSYSで温度分布を計算する方法(3)
前回はTRNSYS3D Plugin(SketchUp)で作成したモデルへ床面の出力項目を追加しました。更に計算モードの指定、計算結果の出力へと進んでいきます。 Radiation modeの設定 TRNSYS17以降、Type56/TRNBuildでは直達日射、天空日射、長波長の計算方法のオプショ…
TRNSYSで温度分布を計算する方法(2)
前回試したTRNSYS/Type56で温度分布を計算するモデルの作り方の紹介です。 何はなくても計算用の建物のモデルが必要です。手始めにモデルの準備をします。 SketchUpで床面を分割したモデルを作成 モデルの作り方は通常の多数室モデルの建物とまったく同じで、TRNSYS3D Pluginを使っ…
TRNSYSで温度分布を計算する方法(1)
Type56のDetailed ModeとTRNSYS3Dを使って、機能的に出来るだろなーとは思ってたんですが、実際やってみると、それっぽい出力が出来て驚きました。(間違っていないか少々心配だが。。。) Type56では壁や床など表面温度を計算できます。いくつか計算のモードがるのですが、Detail…
TRNSYSの助走計算
前回の日付時刻の話にも関連しますが、計算を行う際には助走計算(助走期間、予備計算)が必要です。助走というと、陸上なんかの助走をイメージしてしまって、コンピューターで計算するのになぜ助走?ですが、そこにはそれなりの事情があるのです。 鶏が先か卵が先か TRNSYSでは(というかシミュレーション全般では…